31°81'55"N 131°36'82"E

その実は二百年前、
日向の庭で偶然つむがれました。
あまい真綿につつまれて。

Prologue & Introduction

まえがき

青島から吹く穏やかな海風と、日向のあたたかな陽射しが交じり合う場所。

砂浜から二里ほど離れ、六本木ヒルズよりも少し高いその山は「七つ山」と呼ばれ、頂には山の神がおられます。

宮崎なかむら農園で私たちが育てる日向夏「秋義」も、この山の頂上近くで実を結びます。

初代・中邨秋義がこの地で農園を始めた時も今も、変わることなくその風と光は、木々や葉の間を縫っています。
きっと二百年前から、同じように。

この七つ山なかむら農園で収穫される日向夏「秋義」は、
歴史とともに紡がれた希有な果実なのです。

History & Facts

1820

1970

2016

2024


江戸の時代、文政年間のどこか。
日向夏は宮崎市曽井の真方安太郎氏の庭に、まるで偶然のように芽吹きました。
その出来事は、医師であり植物学者でもあったシーボルトが、出島の地を訪れた頃と重なります。
長い年月、柚子の奇妙な変異と言われておりましたが、つい最近に至るまで親となった柑橘の正体は秘められたままでありました。
初代秋義は、故国へ帰還した後、戦争で助かったその命を使い、人々を助ける日々に生涯を捧げました。
農業に情熱を注ぎ、地域の子どもたちに食べ物を分け与えることを惜しみませんでした。
そして1970年代になって初代秋義は、七つ山の地に日向夏農園を開墾しました。
現・三代目秋義も、幼い頃から初代の祖父と二代目の父の背中を見ながら、大きく成長しました。
今では九農園、八十四反にも及ぶ世界で最も大きな日向夏農園・宮崎なかむら農園も、
ここ七つ山から始まったのです。
ゲノム解析の結果、一方の親が日本固有の柑橘である橘であることが明らかになりました。
しかし、もう一方の親が柚子なのか橙なのか、その答えは誰にもわからぬままです。
けれども、日向夏のみが織りなすその実その綿(アルベド)にまで広がる甘さと香りは、
数多くある柑橘の中でも希有な存在であることに変わりはありません。
初代秋義が日向夏の栽培を初めた七つ山農園でその年収穫された、最高品質の日向夏果汁のみを使用したストレートジュースが誕生いたしました。
その香り高く清爽な甘味を、お楽しみください。

The taste woven by serendipity.

Juice & Scent

日向夏・秋義ジュース

年間、数百本分しかとれない純粋果汁。
初代秋義が最初に開拓した七つ山農園で収穫される日向夏のみを使った
贅沢なストレートジュースです。
自然の風と光につつまれ、芳醇で爽やかな甘さにつむがれた果汁。
人工的には決して創り出せない、
“The taste woven by serendipity.”
どうぞお楽しみください。

企業情報

  • 名称

    株式会社 宮崎なかむら農園

  • 所在地

    〒889-1602 宮崎県宮崎市清武町今泉甲3707番地

  • 設立年月日

    2011年11月1日

  • 代表

    代表取締役社長 中邨 誠

  • 電話番号

    0985-85-2585

  • 企業情報

事業再構築